ゼレンシキー宇大統領、親露政党禁止法に署名
ウクライナのゼレンシキー大統領は、ロシアの軍事侵略の正当化や事実の否定を行う等の活動を行う政党の禁止を定める法律「政党禁止に関する複数法改正法」に署名した。
14日、最高会議(国会)ウェブサイト上の同法のステータスが「大統領の署名を得た上で返却」に変わった。
同法により、裁判所を通じた政党禁止のための根拠の一覧が拡大される。今後は、政党がウクライナに対する武力侵略を正当化したり、合法と認定したり、侵略事実を否定したりした場合も政党禁止の根拠となる。
裁判所が政党の禁止を採択した場合、その政党の所有資産、資金などは国家に接収される。
同法は、交付の翌日に発効する。
これに先立ち、最高会議は5月3日に「政党禁止に関する複数法改正法」を採択していた。
写真:大統領府