ドネツィク・ルハンシク2州の前日民間人死者18人=各州報告
ロシア軍による集中的な侵攻の続くウクライナ東部ドネツィク・ルハンシク両州では、前日敵砲撃により民間人18名が死亡、9名が負傷した。
17日8時時点の各州軍行政府の情報をまとめた報告書に書かれている。
ルハンシク州(東部):ロシア軍は2回強力な空爆を実施、また全域に砲撃を継続。シェヴェロドネツィクでは病院の病棟2棟と科学製造団体「インプリス」が破壊された。10名が死亡、3名が負傷。またシェヴェロドネツィクでは、建築資材販売店と集合住宅4軒が破壊された。また、ルビージュネにて4軒、リシチャンシクでは2軒の建物が破壊された。
ドネツィク州(東部):前線全域が恒常的かつ大規模な砲撃に晒されている。過去24時間で8名の人物が死亡、6名が負傷。32軒の建物、学校、研究所、9軒の産業施設が壊された。本日未明の砲撃により、クラスノホリウカが再び停電。修繕作業が続いている。
ハルキウ州(東部):夜間は砲撃がなかったが、空襲警報は鳴った。過去24時間では、ロシア軍はハルキウ地区とチュフイウ地区の自治体に対して攻撃。過去24時間で、ハルキウ州では9名が負傷、2名が死亡。
ミコライウ州(南部):昨夜、砲撃によりペルヴォマイシケにて5階建て集合住宅と通常の住宅が損壊、犠牲者なし。
ヘルソン州(南部):状況は引き続き危機的。著しい破壊。侵略軍は、州内に自らの「秩序」を確立しようとしている。
チェルニヒウ州(北部):17日朝5時、ロシア人はデスナ町へミサイル攻撃を加えた。最新情報では、死傷者あり。詳細は確認中。
スーミ州(北部):敵は、オフティルカに対して5回ミサイル攻撃を行った。幼稚園、食堂、民間住宅、集合住宅が損壊。少なくとも3名が負傷。詳細確認中。
リヴィウ州(西部):ロシアのミサイルがヤヴォリウ地区の軍事施設に着弾。犠牲者なし。最新情報では、防空システムが巡航ミサイル3弾を破壊した。
その他の州は夜間相対的に平穏だった。
写真:スーミ州軍行政府(オフティルカの被害)