「プーチンの面子を保つという話は理解できない」=元米国務省ウクライナ問題代表

ヴォルカー元米国務省ウクライナ問題特別代表は、ロシア大統領がウクライナに全面的侵攻を仕掛けた以上、彼の面子を保つことはできないと発言した。

ヴォルカー氏が米CBC出演時に発言した

ヴォルカー氏は、「私は、プーチンの面子を保つという話の論理が理解できない。それは隣国に対するいわれなき侵略である。その侵略は止めねばならず、後戻りさせねばならない。面子を保つことは不可能だ」と発言した。

同氏はまた、NATO加盟国はウクライナのNATO加盟に対する長年の拒否を見直すべきだと呼びかけた。同氏は、スウェーデンとフィンランドのNATO加盟申請に言及しつつ、「強力な軍を保つ最も強力な中立国たちが、中立であることは危険だと理解するのであれば、この戦争が終わったらすぐに、ウクライナのNATO加盟問題に立ち戻り、問題を見直すべきである」と発言した。

さらに同氏は、ロシアの行動はおそらく、長年「グレーゾーン」に置かれたモルドバやジョージアのようなその他の国々にもNATO加盟を模索させることになるだろうとの見方を示した。