ウクライナ国防省、ウクライナ軍後退との情報を否定

ウクライナ国防省のモトゥジャニク報道官は25日、ロシア・ウクライナ戦争につき、前線の状況は非常にダイナミックであるとし、ウクライナ軍が後退しているとする解釈は事実に反すると発言した。

モトゥジャニク報道官がメディアセンター・ウクライナ=ウクルインフォルムにおける記者会見時に発言した

モトゥジャニク氏は、「言うまでもなく、ロシア軍部隊は、個別の方面では、一時的な戦術的成功を収めているし、それは秘密ではない。しかし、ウクライナ軍が後退したというのは、その行為の全くもって誤った解釈だ。個別の地点でウクライナの部隊は機動的な防衛を実行している。つまり、端に寄ったり、配置地点を変えたりして、好機が来たら、反攻に出る、というものだ。あそこには、手から手に渡り得る(編集注:敵味方が取り合う)いくつかの場所、いくつかの自治体がある。そこでは、状況は非常にダイナミックであり、そのため私は、ウクライナ軍があたかもそこで後退したとの解釈は認めない。それは全くもって違う」と発言した。

これに先立ち、25日、ハイダイ・ルハンシク州軍行政府長官は、ロシア軍があたかもリシチャンシク〜バフムート間幹線を封鎖し、ルハンシク州をその他の地域から切り離したとする発表は、偽情報だと指摘していた。