ロシア軍はルハンシク州の95%を制圧=州軍行政府長官

ウクライナ東部ルハンシク州のハイダイ州軍行政府長官は25日、ロシア軍は現在同州の95%を制圧していると発言した。

ハイダイ州軍行政府長官がテレグラム・チャンネルにて伝えた

ハイダイ氏は、「ルハンシク州の95%が占領された。ドンバス地方の状況は極めて悪い。ルハンシク州は引き続き、私たちの自治体を破壊する群れを抑えている。砲撃は全然止まっていない」と書き込んだ。

同氏はまた、リシチャンシク(ルハンシク州)〜バフムート(ドネツィク州)間幹線が攻撃を受け続けており、ロシア軍は検問も設置してしまったが、しかし今日は道路は封鎖されておらず、人道支援が届けられたと伝えた。

さらに同氏は、同州臨時州都のシェヴェロドネツィクは包囲されておらず、同市と近隣の村には最大で1万5000人の住民が残っており、ルハンシク州の政府管理地域では4万人以上が残っており、その内の99%が避難を望んでいないと報告した。

同氏は、ルハンシク州は敵の砲撃の結果ガスが止まっており、そのせいでリシチャンシクではパン屋が稼働していないとし、他方で自治体はパンが届けられるように活動していると伝えた。

これに先立ち、25日、ハイダイ・ルハンシク州軍行政府長官は、ロシア軍があたかもリシチャンシク〜バフムート間幹線を封鎖し、ルハンシク州をその他の地域から切り離したとする発表は、偽情報だと指摘していた。