ウクライナは例外も制限もない武器の提供を必要としている=ゼレンシキー宇大統領

ウクライナのゼレンシキー大統領は25日、ウクライナ軍は現在東部でロシア軍からの極めて強力な侵攻を受けており、ウクライナは例外も制限もない武器の提供を要していると発言した。

ゼレンシキー宇大統領が25日夜の動画メッセージで発言した

ゼレンシキー氏は、「ウクライナ軍、私たちの情報機関職員、国を守っている全ての人たちが、東部でロシア軍による極めて強力な侵攻と対峙している。敵はしばしば機材と兵士の数でかなり優位となっている」と発言した。

同氏はまた、ロシア政権がこれまでより高齢の人物も契約兵として軍に志願できるようにする決定を採択したことを喚起し、「つまり、彼らにはもう若者は足りないのだが、しかし戦いたいという願望はいまだに残っているということだ」と指摘した。その上で同氏は、ロシア人たちの間に戦争をしたいという気持ちがなくなるには時間が必要だと強調した。

さらに同氏は、ウクライナにはパートナーからの支援、とりわけ武器が必要だと発言した。「完全な支援だ! 例外も、制限もない支援だ。勝利するに十分なだけの。それこそが人のことを本当に大切に思っている人が話すことである。私は、ダボス(会議)をはじめとする場で、そのこと(ウクライナへの武器支援)について話してくれた全ての人に感謝している。メディアのページや先進国の首都にて話してくれている人に感謝している。専制君主の食欲を満たす試みのために、人々の利益がしばしば交渉対象とされていた20世紀に留まっている人からの圧力にもかかわらず(編集注:キッシンジャー元米国務長官のダボスでの発言などが念頭にあると考えられる)」と発言した。

写真:大統領府