ルハンシク州で激しい戦闘継続、ドネツィク州夜間空爆、スーミ州とハルキウ州に砲撃あり=各州自治体報告

東部のルハンシク州のシェヴェロドネツィクでは激しい戦闘後にロシア軍が後退、ドネツィク州では28日朝ノヴォミハイリウカとアウジーウカに敵の空爆が行われた。

28日8時時点の各州軍行政府情報をまとめた報告書に書かれている。

ドネツィク州(東部):防衛線全域で活発な戦闘が継続。リマンでは、ミサイルや火砲による攻撃があり、多くの住宅が破壊され、少なくとも1名が死亡。アウジーウカは27日夜敵が戦車で砲撃、28日未明、朝まで砲撃を受け続けた。スヴィトロダルシク、オチェレティンシク、バフムートの共同体もまた、恒常的な火砲砲撃を受けている。スヴィトロダルシクは通信がほぼ途切れている。州内では、ガス供給が止まっている。ロシア軍の攻撃により11の自治体で水の供給が止まっている。

ルハンシク州(東部):シェヴェロドネツィク地区、トシキウカ地区、オスコロニウカ地区では、激しい戦闘の後、ロシア軍は著しい損失を出した上で後退。同時に敵は、ウクライナ軍の背後を取り、ルハンシク州を他の地域から切り離す試みを止めていない。シェヴェロドネツィクでは、14軒の集合住宅が損傷、また隣接するシネツィキー町が激しい砲撃を受けた。ヒルシケ、ゾロテー、リシチャンシク、ウルビウカ、オリホヴェで破壊が確認された。民間人の死者なし。

ドニプロペトロウシク州(南部):夜も朝も空襲警報。夜、敵はゼレノドリシクを再び砲撃。破壊あり。

スーミ州(北部):0時から朝4時まで敵の砲撃継続。ミサイルがプティウリャ周辺の農業企業建物に着弾。ロシア軍は自国領から迫撃砲にてズノブ=ノウホロツィカ共同体を砲撃。犠牲者なし。エスマンへも火砲砲撃が行われた。

ハルキウ州(東部):ハルキウ市では深夜1時にマラー・ダニリウカ、キーウ地区へと複数砲撃が着弾、2つの民間住宅で火災発生。最新情報では犠牲者なし。州内では、ロシア人はハルキウ地区、スラティネを砲撃、1名死亡、1名負傷。バラクリヤでも1名が負傷した。

ミコライウ州(南部):州は夜間相対的に平穏だった。27日日中は、敵がシローケを再び

砲撃。住宅が損傷。被害者なし。また27日、リュボミリウカ、ゼレーニー・ハイ、シェチェンコヴェ共同体へと砲撃。被害者・破壊の情報確認中。ベレズネフヴァテへの昼夜砲撃あり。住宅が損傷。

ヘルソン州(南部):砲撃・爆発が全土で聞こえる。ヴェリコオレクサンドリウカ共同体、カリニウシカ共同体の住民が、一時的に制圧された村での航空機や機関銃の報告をしていた。ヴィソコピリシカ、ノヴォヴォロウツォウシカ、及び隣接自治体での情勢が緊迫。

その他の州は夜相対的に平穏だった。