全面的侵攻開始から100日 ゼレンシキー宇大統領「ロシア軍に残ったのは、犯罪、恥、憎悪のみ」

ウクライナのゼレンシキー大統領は、いわゆる「世界第2の軍」と呼ばれたロシア連邦軍がウクライナへの全面的侵攻を始めてから100日経つ中で、同軍に残っているのは、戦争犯罪、恥、憎悪だけだと発言した。

ゼレンシキー大統領が3日夜の動画メッセージの際に発言した

ゼレンシキー氏は、「思い出すべき言葉は『世界第2の軍』だ。最初は、それは脅威に見えた。その後、ブチャの直後は、危険なものだと感じた。しかし今は、苦笑いが生じる。というのも、その軍に何が残っているだろうか? 『世界第2の』のと呼ばれた軍に残っているのは、戦争犯罪、恥、憎悪だけだ」と発言した。

同氏はまた、第2の軍からは毎日数字が現れるとも述べ、「毎朝死者数、負傷者数、砲撃数、ミサイルの数を目にしている。その数字の横に『児童』とある。毎朝、新しい数字が出てくる。今日は261だ。もう261人の児童がロシアの侵攻で殺された。何のためだ? この質問に答えられる言葉は存在しない」と発言した。

なお、ウクライナでは、2月24日からロシア軍の全面的侵攻を受けている。