「ユネスコにロシアの居場所はない」=ゼレンシキー宇大統領、スヴャトヒルシク大聖堂への攻撃にコメント

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ウクライナのゼレンシキー大統領は4日、ロシア軍が東部ドネツィク州スヴャトヒルシク大聖堂を攻撃したことに関連し、ロシアがウクライナで破壊した教会、学校、記念碑は、ユネスコにロシアの居場所はないことを証明していると発言した。

ゼレンシキー氏が、テレグラム・チャンネルにて書き込んだ

ゼレンシキー氏は、「私たちは、国連とユネスコから論理的かつ公正な回答を期待している。国連と国連憲章は、テロリストたちとの団結は規定していない。ロシアの孤立は完全でなければならないし、ロシアは自らの犯罪に応えねばならない」と書き込んだ。同氏はまた、今週1日、ロシアの砲弾がスヴャトヒルシク大聖堂の修道院に着弾し、4名が死亡、4名が重傷を負ったことを喚起、また5月からスヴャトヒルシクが攻撃を受けていると指摘した。

さらに同氏は、「占領者たちは、どのような施設を砲撃しているか確実にわかっている。彼らは、スヴャトヒルシク大聖堂に軍事目標がないことを知っている。そこで約300人の信徒、特に60人の児童が戦闘から身を隠していることを知っている。しかし、それでもロシア軍は大聖堂を、ドンバス全体を砲撃している。(中略)彼らにとっては、何が廃墟になるかは関心がないのだ」と書き込んだ。

同氏は、ウクライナ最高会議(国会)が5月31日にユネスコに対して、ロシアを除名するよう要求したことを喚起した。そして、「ロシア以外に、第二次世界大戦後に欧州にてこれほど遺跡、文化・社会施設を破壊した国はない。ロシアがウクライナで破壊した教会、学校、記念碑は、ユネスコにロシアの居場所はないことを証明している。蛮族国家、テロ国家と何を話すことができようか? 歴史遺産を破壊するには、どの砲弾を使ったら良いかなどとでも話すというのか?」と強調した。