ロシア軍の5日のキーウ市砲撃対象は鉄道車両修理工場=ウクライナ国鉄

ウクライナ国鉄「ウクルザリズニツャ」社は5日、同日朝のロシア軍の4発のキーウ市左岸への攻撃は、ダルニツャ車両修理工場に対して行われたものだったと発表した。

ウクルザリズニツャ社のカミシン総裁がテレグラム・チャンネルにて発表した

カミシン総裁は、「私たちにとって、(砲撃は)もはやすでにスタンダードな1日の始まりである。彼らは、毎日鉄道を攻撃しており、私たちは迅速に修理し、引き続き運行している」と書き込んだ。

同時に同氏は、5日朝のロシア軍のミサイル攻撃により、1名の同社職員が負傷し、治療が施されたこと、また攻撃の被害は緊急で対処が行われたことを報告した。

また同氏は、「私たちは、砲撃についてなんの発表もしていなかった。なぜなら、今回、旅客列車の運行に遅延が出なかったからだ。ロシア国防省は黙っていなかった。彼らは、攻撃対象は『車両修理企業の建物へと運ばれていた東欧諸国により提供された戦車T-72とその他装甲車』だったと、またしても嘘をついたのだ」と指摘した。

その上で同氏は、「正式に発表する。ダルニツャ車両修理工場には軍事機材はない。その工場は、私たちが輸出品を運ぶために使っている無蓋車と穀物輸送車の修理をしているところだ」と強調し、ウクルザリズニツャ社は正式に記者たちを同工場に招待すると書き込んだ。そして、「私たちは、ロシアがまたしても嘘をついたことを認める。そして、彼らの真の目的が、ウクライナの経済と民間人であるということもだ。彼らは、私たちの製品を西側に輸出する能力を遮断したがっている」と指摘した。

その他、ウクライナ軍参謀本部は、フェイスブック・アカウントにて、同日朝のキーウ市へのミサイル攻撃は、巡航ミサイルX-22によるものであり、カスピ海海上上空から5発発射され、1発は防空システムが撃墜したが、残りはキーウ市北部のインフラ施設に着弾したと発表している