ゼレンシキー宇大統領、マクロン仏大統領と電話会談実施 前線状況・ウクライナの欧州統合を協議
ウクライナのゼレンシキー大統領は9日、フランスのマクロン大統領と電話会談を行い、前線の状況と安全保証問題、ウクライナの欧州統合について協議を行った。
ゼレンシキー大統領がツイッター・アカウントにて報告した。
ゼレンシキー氏は、「またマクロン仏大統領と電話会談を行った。前線の状況を報告した。私たちは、更なる防衛支援と安全保証の作業について協議を行った」と書き込んだ。
さらに同氏は、ウクライナの欧州連合(EU)加盟への道にも注意が向けられたとし、「行動を調整している」と指摘した。
またフランス大統領府は、同電話会談の発表にて、「両者は、特に欧州委員会がウクライナのEU加盟申請に対して提示する見解と6月23、24日の欧州理事会会合にて行われる議論の観点から、やりとりを続けた」と報告した。
さらに、マクロン仏大統領は、ウクライナの最近の出来事、軍事機材の必要、政治的・財政的サポート、人道支援について尋ねたとある。
発表には、「彼(マクロン氏)は、ゼレンシキー大統領に対して、フランスは重火器を含むウクライナの必要を満たすために機動的であり続けると発言した」と書かれている。
なお、来週、欧州委員会がウクライナの提出したEU加盟申請につき、具体的勧告を伴う結論文書を発表することになっている。また、6月23、24日には、ブリュッセルにて、欧州理事会会合が開催され、その際に、ウクライナのEU加盟申請が審議され、同国に加盟候補国地位を付与するか否かの決定が採択されることになっている。