ロシアの対ウクライナ戦争の終結はまだ遠い=宇安保会議書記

ウクライナのダニーロウ国家安全保障国防会議(NSDC)書記は、ウクライナ軍人は信じがたい強靭さを見せているが、ロシアの対ウクライナ戦争の終結はまだ遠いと発言した。

ダニーロウNSDC書記がカナダのグローブ・アンド・メール紙へのインタビュー時に発言した

ダニーロウ氏は、「ロシアには大砲と重火器で優位がある。私たちの戦士をそれを恐れてはいない。私たちは自らの陣地を維持している。しばしば私たちは反攻している。しかし、戦争は今も続いているし、私たちはその終結からは程遠い」と発言した。

同氏はまた、前線の状況は「緊迫しており困難」だと形容した。「私は、ロシア軍の弱さを確信する人々の輪には入らない。彼らは著しいリソースを有しており、それをここに持ち込んでいる」と発言した。

さらに同氏は、ロシアは今もウクライナ全土を制圧する意図を有しているとし、「彼らはウクライナ全土の制圧という自らの計画を間違いなく変えていない。彼らは、あらゆるマスクを投げ捨てて、公にもそのことにつき話している」と強調した。

加えて同氏は、今年の2月末〜3月上旬、ゼレンシキー宇大統領に対して5回の暗殺のの試みがあったと述べつつ、詳細については明かさなかった。

なお、ウクライナでは、2月24日からロシアによる全面的侵略が続いている。