ウクライナ国防省、戦闘が活発な地点の住民に遅れず避難するよう勧告

ウクライナ国防省のモトゥジャニク報道官は、ウクライナ軍はすでに活発な戦闘が行われている地域や、間もなく戦闘が始まる地域の住民に対して、遅れることなく避難を行うよう勧告した。

モトゥジャニク報道官がメディアセンター・ウクライナ=ウクルインフォルムにて記者会見を行った。

モトゥジャニク氏は、「ウクライナ軍と地方民間軍行政府は、現在活発な戦闘行為が行われている場所、及び間もなく活発な戦闘行為が始まる可能性がある場所の国民に対して、遅れず避難を行うよう勧告している」と発言した。

同氏はまた、これらの自治体の住民たちは、情報を注意深く追うべきであり、可能であれば、ロシアの砲弾やミサイルが飛び始めるのを待つことなく、自治体を去るべきだと発言した。

これに先立ち、20日には、ヴェレシチューク副首相兼一時的被占領地再統合相もまた、ヘルソン州の住民に対して、ウクライナ軍による同州解放を早められるように、同州を脱出するよう呼びかけていた。同氏は、ヘルソン州脱出の際には、ロシアに2014年から占領されているクリミアを利用するよう勧告し、クリミアを通じた脱出はウクライナ国内法に抵触することはないと説明していた。そして、その後第三国へ移動したら、ウクライナの大使館などに連絡するよう要請していた。