ウクライナ軍、ミサイル防衛システムが必要な理由を説明
イフナト・ウクライナ空軍司令部報道官は、ウクライナにはロシア軍のミサイルを効果的に撃墜するためにミサイル防衛システムが「極めて不可欠」だと主張した。
イフナト報道官がテレビ番組出演時に発言した。ラジオ・リバティが報じた。
イフナト氏は、「私たちの対空防衛システムは、対空ではあっても、対ミサイルではない。ミサイル防衛は、より強力で、より最新のシステムだ。より速いミサイルである。つまり、わかりやすく言えば、ミサイルはミサイルで撃墜しなければならないのだ。地上の目標物破壊のために飛来するミサイルより、戦術面・技術面で上位でなければならない。現在ポーランド、ルーマニアにあるミサイル防衛システムは、ロシアが自国近くで見たがらないものである。それらは、巡航ミサイルと弾道ミサイルを撃墜することができる。私たちには、そのようなシステムが単に役に立つというのではなく、それが極めて不可欠なのだ」と発言した。
同氏はまた、ロシア軍がクレメンチュークのショッピングモールに対して使用したミサイルKh-22は、北の国境から遠くないところから発射されたと指摘した。そして、「Tu-22が飛び始め、露クルスク州をウクライナ国境近くまで飛び、私たちの防空システムの攻撃可能範囲には入らずに、(ウクライナの)北部や中部の州に対してミサイルを発射している。私たちには、それに対応するには数分しかない。そのため、その飛行機が離陸したら(その情報はある)、私たちはその飛行機が攻撃可能な範囲で空襲警報を鳴らすのだ」と説明した。
同氏は、現在ウクライナ軍は、そのようなミサイルを撃ち落とせるのは「かなりまれだ」と指摘した。