終戦とロシア軍撤退のためにのみ停戦は可能=イェルマーク宇大統領府長官

ウクライナのイェルマーク大統領府長官は1日、ウクライナは戦争終結とロシア軍のウクライナ領からの撤退への最初の一歩としてのみ停戦を検討し得るのであり、情勢の凍結のための停戦はあり得ないとの立場を説明した。

イェルマーク大統領府長官がキーウ(キエフ)を訪問したラスムセン前北大西洋条約機構(NATO)事務総長との記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

イェルマーク氏は、「もし停戦が戦争終結とロシア軍の私たちの領土からの撤退のための最初の一歩であるなら、私たちはそれについて考えることができる。単なる停戦で、紛争の凍結への最初の一歩であるなら、私たちは興味がないし、それはウクライナの計画にはならない。私たちが興味があるのは、この戦争に勝つことである。勝利は必ず訪れる」と発言した。

同氏はまた、ロシアの始めたこの戦争が終わったら、ウクライナは明確な安全の保証を手に入れたいと発言した。

なお、1日、イェルマーク宇大統領府長官とラスムセンNATO前事務総長が参加する「ウクライナのための国際安全保証グループ」第一回会合が開催されていた。