「ルハンシク州制圧のリスクはあるが、リシチャンシクが現在ロシア軍の完全なコントロール下にあるとは言えない」=ゼレンシキー宇大統領
ウクライナのゼレンシキー大統領は3日、東部ルハンシク州がロシア軍に制圧されるリスクはあるが、現時点では、同州リシチャンシク市がロシア軍により完全なコントロールされているとは言えず、周辺で戦闘が続いていると発言した。
ゼレンシキー大統領がキーウ(キエフ)を訪問したアルバニージー豪首相との共同記者改憲時に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。
ゼレンシキー氏は、「ルハンシク州全域が占領されるというリスクはある。そのようなリスクはある。それは私たちはわかっている。しかし、あなた方はまた、状況が毎日変わる可能性があることも理解しておかねばならない」と発言し、ある場所を支配する側が毎日変わることはこれまでにもあったことだと補足した。
その上で同氏は、「そのため、リシチャンシクが(ロシア軍の)コントロール下にあると最終的に言うことは、私たちにはできない。リシチャンシクの周辺で戦闘が続いている」と発言した。
同氏はさらに、現在ルハンシク州は最も困難な状況にあるとしつつ、しかしその他の方面では「私たちは前進している」と発言した。
その他同氏は、現在ウクライナの課題は、ロシア軍に対して火砲の優位を得ることにあると強調した。
同氏は、ウクライナ軍はあらゆる可能なことを現在行っており、ウクライナへの武器供与の加速がその火砲優位を確保することになると指摘した。