戦術と現代的武器供給増加で失われた領土を奪還する=ゼレンシキー宇大統領
ウクライナのゼレンシキー大統領は3日、ルハンシク州リシチャンシクのような、敵が火力面で圧倒的な優勢を有している場所で、ウクライナ軍司令部が兵員を撤退させていることを指摘しつつ、ウクライナは戦術と現代的武器の供給量増加によってその場所に戻ると発言した。
ゼレンシキー大統領が3日夜の動画メッセージで発言した。
ゼレンシキー氏は、「たとえ私たちの軍の司令部が、リシチャンシクのような、前線の敵が火力面の最大限の優勢を有している地点から人々(兵力)を引き上げていたとしても、それが意味することは一つだけ、私たちは戦術と現代的武器の供給量増加によってそこへと戻る、ということだ」と発言した。
同氏はまた、ウクライナは何も明け渡さないとし、「誰かがモスクワで、ルハンシク州について何か報告している時は、2月24日の前、侵攻当初、春、今の自分たちの報告と約束を思い出させると良い。彼らが、これまでの期間に何を得ているか、そのためにどれだけ代償を払ったか、本当のことを評価させると良い。なぜなら、彼らの現在の報告もまた、当時の報告同様、ゴミと化すからだ。私たちは、ハルキウ州、ヘルソン州、海上で徐々に前進している。ズミーニー島がその良い例だ。ドンバスについても、同様のことが言える日は来る」と発言した。
これに先立ち、3日、ウクライナ軍参謀本部は、同軍が東部ルハンシク州リシチャンシクから撤退したと発表していた。
写真:大統領府