10月1日からのウクライナ女性の徴兵の話は現時点ではない=宇国防次官

ウクライナのマリャル国防次官は7日、ウクライナの女性が軍に義務として徴兵されるという話は現在なされていないと説明した。同時に、志願してウクライナ軍に加わった者は、ロシアの全面的侵攻開始から数千人に上ると伝えた。

マリャル国防次官がテレビ番組出演時に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

マリャル氏は、10月1日からの軍登録への女性の徴兵問題につき、どのような変化が予定されているかとの質問に答える形で、「現時点では何の変更も予定されておらず、(軍への)義務登録の話もない。追加的に本件に関する補完作業が行われる。参謀本部がその件について報告する」と発言した。

同時にマリャル氏は、2014年から現在まで、女性は一人たりとも強制的に徴兵されたことはなかったと強調した。そして、「(2022年)2月24日から今日までの期間は、私たちのところでは数千人の女性が動員されている。彼女たちは、自分からやってきて、動員の希望を申し出た者たちだ」と発言した。

これに先立ち、ウクライナ国防省は、軍人として登録される女性の専門・職業リストを拡大、年齢制限は18歳から60歳までの範囲としていた。本件は、2021年10月11日付国防省命令が定めるもので、同年12月17日に発効していた。

女性の軍人登録リストには、35種の専門が該当する。その中には、飲食業、銀行業、プログラマー、法律家、記者、音楽家、社会サービス従事者、会計、ホテル従業員、事務員、広告業界従事者などが含まれている。