チャシウ・ヤル集合住宅への露軍砲撃による死者18人へ増加
ウクライナ東部ドネツィク州チャシウ・ヤルへの9日夜のロシア軍の砲撃を受けて集合住宅が半壊したことによる住民死者数は、11日朝時点で18人に上っている。
国家非常事態庁ドネツィク州総局がフェイスブック・アカウントにて報告した。
発表には、「チャシウ・ヤル市5階建て集合住宅への砲撃による倒壊した建物の瓦礫の下から救助隊がさらに1名の遺体を引き出した」とあり、これにより、8時40分時点での国家非常事態庁が瓦礫の下から発見した遺体の数は計18体、生存者救出者の数は6名だと書かれている。また倒壊した建物の様々な物品約138トンをすでに除去したとのこと。
これに先立ち、ウクライナ東部ドネツィク州のチャシウ・ヤルにて、9日夜のロシア軍の多連装ロケットシステム「ウラガン」での砲撃が4階建ての集合住宅に着弾。キリレンコ・ドネツィク州軍行政府長官は、発表時点で死者6名、負傷者5名、瓦礫の下にはまだ34名が埋まっていると述べていた。