ゼレンシキー宇大統領、国会にポーランド国民へウクライナ長期滞在と就労の権利を付与する法案を説明

ウクライナのゼレンシキー大統領は11日、最高会議(国会)議員に対して、自身が提出した、ウクライナにおけるポーランド国民の法的・社会的保証に関する法案の説明を行った。

ゼレンシキー大統領が11日夜動画メッセージにおいて発言した

ゼレンシキー氏は、「今日ウクライナ最高会議に、非常に重要な法案を送った。ウクライナ領内に滞在するポーランド国民のための法的・社会的保証に関するものだ。それは実質的にポーランド国家が春に私たちの国民のために採択したものへの返答である」と発言した。

同氏はまた、同法案はポーランド国民に対して、ウクライナの合法的滞在期間を18か月とし、就労の権利、商業活動の権利、高等教育機関での学習の権利、医療サービスを受ける権利を与えるものだと説明した。

その上で同氏は、「私は、ウクライナの最高会議議員に対して、その法案に最大限勇敢に向き合うようお願いする。私たちは、ポーランドとの関係で信頼の最高地点に辿り着いた。それは単に数十年間の信頼と協力ではなく、私たちの民の多くの世代の人生の信頼と協力だ。私たちは、それをただ拡大するだけでなく、ウクライナとポーランドは兄弟愛の中、一緒になってはじめて自由になれるという明確な理解のもとで、あらゆる分野において私たちの繋がりをさらに強化すべきである」と強調した。