マリウポリ市長顧問、マリウポリ市民に避難呼びかけ
アンドリュシチェンコ・マリウポリ市長顧問は、ロシアが制圧したマリウポリに残っている市民に対して、ロシア侵略者が開いた、政府管理下ザポリッジャへの避難用回廊を利用するよう呼びかけた。
11日、アンドリュシチェンコ顧問がテレグラム・チャンネルにて書き込んだ。
アンドリュシチェンコ氏は、「占領者がザポリッジャへの避難チャンネルを開いてから2週目だ。確かに、彼らは自分たちの軍の動きを隠蔽している。あなた方は自分で町を通る機材の車列を目にしているだろう。しかし、手段がある内は、それを利用して欲しい。次の機会はないかもしれないのだから」と書き込んだ。
また同氏は、ウクライナ南部ではすでに反攻が行われており、パートナー国が提供した武器が使われて、攻撃が敵の支配地奥深くに到達していると指摘した。
その上で同氏は、「あなた方は、占領者があなた方の建物の中にどのように倉庫、陣地、バラックを作っているか見ているだろう。それら全てが標的である。そして、あなた方は隣にいる。なぜなら、あなた方はロシア人にとっての『人間の盾』だからだ。軍事倉庫に着弾があれば、隣のアパートも弾薬爆発で被害が出る。自らを危険に晒さないで欲しい」と呼びかけた。
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