ヴィンニツャへのロシアのミサイル攻撃 死者22人に増加

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14日のロシア軍によるウクライナ中部ヴィンニツャ市中心部へのミサイル攻撃の死者数は、22人に上った。

クリメンコ国家警察長官がフェイスブック・アカウントで報告した

クリメンコ長官は、「ヴィンニツャへのミサイル攻撃。17時時点で22人の遺体を見つけた。その内6名のみ現時点で特定できている。死者の特定のためには、DNA鑑定が必要となるかもしれず、捜査班は、行方不明者の直接の親族に連絡を取り、生体サンプルを提供するよう要請している」と書き込んだ。

同氏はまた、捜索願の出されている人物の内2名は負傷者の中から見つかり、1名は死者の中から見つかったとし、「ヴィンニツャのミサイル攻撃により行方不明となっている人物リストには、まだ全部で39名残っている。さらに、様々な程度の負傷者が約100人いる。50軒以上の様々な建物、40台以上の車両が損傷した」と報告した。

また、イフナト・ウクライナ空軍報道官は、今回のヴィンニツャへの攻撃は、黒海のロシア軍潜水艦から発射された巡航ミサイル「カリブル」によるものだと報告した。同氏はまた、発射されたミサイルの内2弾は空軍が撃墜したと伝えた。

14日、ウクライナへの侵略を続けるロシア軍は、ウクライナ中部ヴィンニツャへとミサイル攻撃を行った。ゼレンシキー宇大統領は、「毎日ロシアは、民間人を殲滅しており、ウクライナの子供を殺し、軍事的な物の何もない民間インフラにミサイルを飛ばしている。これがあからさまなテロ行為でなければ何なのだ? 人間ではない。殺人国家、テロ国家だ」とするコメントを発出している