ゼレンシキー宇大統領、ロシア軍のオデーサ港攻撃を「冷笑的」と非難
ウクライナのゼレンシキー大統領は、23日のロシア軍によるオデーサ港に対するミサイル攻撃につき、その攻撃はロシア自身の政治的立場への攻撃となっていると指摘した。
ゼレンシキー宇大統領が動画メッセージで発言した。
ゼレンシキー氏は、「今日のロシアのオデーサへのミサイル攻撃、私たちの港への冷笑的な攻撃は、ロシア地震の政治的立場への攻撃となった。まだ世界で誰かが、ロシアとの何らかの対話や合意が必要だと述べることができていたとしたら、見てみるが良い。今日のロシアの『カリブル』は、そのような発言の可能性自身を破壊したのだ」と発言した。
同氏はまた、「私たちは、この攻撃に対する世界の完全に一致した反応を目にしている」と述べ、「占領者は、もはや誰も騙せない。さらに、この攻撃の結果、オデーサ美術館の建物が損傷した。ミサイル攻撃は、オデーサの歴史遺産のすぐ近くに着弾した。それは、ウクライナ文化だけでなく、欧州文化にとっても遺産であるものだ。そのロシアの明白な蛮行は、私たちを必要な武器取得、私たちの勝利へとさらに近づけるだろう」と強調した。
その他、23日、ブリンケン米国務長官は、ツイッター・アカウントにて、今回のロシア軍のオデーサ港ミサイル攻撃を非難するメッセージを発出した。
ブリンケン氏は、「米国は、今日のオデーサ港へのロシアの攻撃を強く非難する。それは、飢える人へ食料を運ぶ努力と、昨日締結されたウクライナの輸出を可能とするための合意へのロシアのコミットメントへの信頼を弱体化させるものである」
また、穀物回廊設置4者合意に貢献したグテーレス国連事務総長も広報官を通じて、同ミサイル攻撃を非難する声明を発出している。
発表には、グテーレス事務総長がウクライナのオデーサ港への攻撃を明白に非難すると書かれている。
その際、前日に、ウクライナの穀物の安全な輸送を確保することで全ての当事者が明確にコミットしたことが喚起されており、ロシア、ウクライナ、トルコによる合意の完全な履行が絶対に必要だと指摘されている。
トップ写真:ウクライナ大統領府