ウクライナ国会、ポーランド国民への優遇保証法を採択

ウクライナ最高会議(国会)は28日、ゼレンシキー大統領提出の、ウクライナにおけるポーランド国民の法的・社会的保証に関する法を採択した。

最高会議議員283名が賛成した(過半数は226)。反対票・保留票はなかった。最高会議ウェブサイトにて投票結果が公表された

与党「人民奉仕者党」会派のシュリャク議員は、テレグラム・チャンネルにて、同法は、ポーランドからウクライナへ一時的滞在目的で入国したポーランド国民とその(国籍を問わない)配偶者・子、及び、ウクライナ領で生まれた彼らの子が、ウクライナ領で18か月間にわたり複数の追加的権利を得ることを定めるものだと説明している

その追加的権利は、就労権(就労許可取得不要)、失業時の社会保障の権利、ウクライナ国民と同様の経済活動の権利や教育を受ける権利(国費・地方財政費によるものを含む)、ウクライナ国民と同様の障害を持つ人への社会保障を受け取る権利などだという。

これに先立ち、11日、ゼレンシキー大統領が、最高会議議員に対して、自身が提出した、ウクライナにおけるポーランド国民の法的・社会的保証に関する法案の説明を行っていた