クレーバ宇外相、オレニウカ収容所砲撃受け、パートナー国に露のテロ国家認定を要請
ウクライナのクレーバ外相は29日、ロシア軍が自ら占領するウクライナ東部ドネツィク州オレニウカの矯正施設に対する砲撃を行ったことにつき、パートナー国に対して同砲撃を非難した上で、ロシアをテロ国家と認定するよう要請した。
クレーバ外相がツイッター・アカウントに書き込んだ。
クレーバ氏は、「ロシア人は、ウクライナ人捕虜の拘束されていた被占領下オレニウカの矯正施設を砲撃するという、もう一つの凄惨な戦争犯罪を行った。私は、全てのパートナーに対して、この野蛮な国際人道法侵害を強く非難するとともに、ロシアをテロ国家と認定することを要請する」と書き込んだ。
また、ポドリャク宇大統領府長官顧問は、ツイッター・アカウントに、本件につき「オレニウカのそれは、古典的で、冷笑的で、入念に寝られた偽旗作戦だ。ウクライナを非難するためにロシア軍によって実行された計画された砲撃だ。私たちは、着弾とロシア側から確認された砲撃の数日前に、ロシア連邦がウクライナ防衛者の一部をそのバラックへ移送させていたことを把握している」と書き込んだ。
さらにポドリャク氏は、「その犯罪の目的は、情報面でウクライナを非難し、武器供給を破綻させることにある。しかし、何よりもまず、それは強力な操作を必要とする、意図的で、冷笑的で、よく考えられたウクライナ被拘束者の大量殺人である。私たちは、国連と国際機関の対応を要求する」と伝えた。
これに先立ち、ウクライナ軍参謀本部は、29日の被占領下ドネツィク州オレニウカにあるウクライナ人捕虜の収容されていた収容所に対する砲撃はロシア軍による意図的なものだと発表していた。