キーウ州で拷問を受けて死亡した市民の遺体発見 まだ約300人が行方不明
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7月31日、キーウ州にて、ロシア軍に拷問を受けて殺された住民1名の遺体が発見された。
ニェビトウ・キーウ州警察長官がテレグラム・チャンネルにて報告した。
ニェビトウ氏は、「占領者はノヴェ・ザリッシャ村の住民を残酷に拷問した。私たちは、遺体をロシア軍が拠点にしていた場所の近くで発見した」と報告した。
同氏はまた、遺体の手は紐で縛られた上で金具で留められていたと指摘した。
さらに同氏は、首にも紐と金具があったとし、「それが示すことは、死の前にこの男性は首をしめられていたということだ」と伝えた。
同氏は、この場所で埋められていた住民を見つけたのは2回目であるとし、「数か月前にも、道を挟んだところで、ドネツィクからの避難民の遺体が見つかっていた。これは、侵略者によるまたしても恐ろしい戦争犯罪の証拠である」と発言した。
ニェビトウ氏はまた、キーウ州では約300人が行方不明とみなされており、さらに216体の遺体が特定できずにいると報告した。
同氏は、DNA調査や親族との協力での特定ができることを期待していると述べた他、多くの人が現在ベラルーシ領に拘束されていることも判明しているとし、ロシア占領者がホストメリ、ブチャ、イルピンから人々を連行していったことが目撃者情報でわかっていると伝えた。