ロシア軍のウクライナ南部・東部への砲撃続く=各地情勢

ウクライナへの全面的侵略を続けるロシア軍は1日、ウクライナ各地の民間インフラ・自治体への砲撃を続けた。

各地の軍行政府の2日8時時点の情報をもとにした報告書の概要は以下のとおり。

スーミ州(北部):1日から2日未明にかけて、ロシア軍は、ビロピッリャ共同体、ホチン共同体、エスマン共同体、セレディノ=ブド共同体、ユナキウカ共同体を迫撃砲で砲撃。犠牲者・破壊なし。

ドニプロペトロウシク州(南部):ロシア軍は、多連装ロケットシステムにてシネリニコヴェ地区ポクロウシケ共同体を砲撃、破壊あり。犠牲者なし。クリヴィー・リフ地区では、敵は榴弾砲にてゼレノドリシク共同体とシローケ共同体を砲撃。コショヴェ村で電線断線。犠牲者なし。

ハルキウ州(東部):夜間、ツルクニ村への砲撃で、400平方メートルに渡り建物が炎上。犠牲者なし。昨晩、ハルキウ地区にて、開けたスペースと経済施設で火災発生。夜間、レストラン・ホテルに着弾確認。ボホドゥヒウ地区では、農業施設に着弾あり。倉庫で火災発生。

ルハンシク州(東部):夜間、ロシア軍は、コスチャンティニウカ方面をロケットで攻撃。また、複数自治体への空爆が4回確認された。ロシア軍は。榴弾砲で7回、迫撃砲で2回砲撃。戦車の使用あり。過去24時間、ウクライナ軍は、ロシア軍の進軍の試みを7回撃退した。

ドネツィク州(東部):夜と朝、ロシア軍は。ミコライウカ共同体を激しく砲撃。著しい破壊あり。犠牲者情報確認中。その他、アウジーウカ、バフムート、クラスノホリウカ、ソレダール、マルインカ、シヴェルシク、ミコライウカ、ヤヒドネ、プレドテチネ、クルデュミウカ、ラストチュキネ、ヘオルヒーウカなどへの砲撃あり。住民の避難継続。州内は、ガスが止まっており、水と電気も部分的に停止。過去24時間で、州内で住民が3名死亡、3名負傷。

ミコライウ州(南部):夜間、敵はミコライウ市内2地区を攻撃。最新情報では、1地区は、多連装ロケットシステム「スメルチ」のロケット4発、もう1地区はS-300のミサイル8発で攻撃を受けた。大学寮と住宅が損傷。店で火災発生。犠牲者なし。バシュタンカ地区で夜間ロシア軍がヤウキノ村を砲撃。電線断線により自治体の一部が停電。ベレズネフヴァテ共同体への砲撃継続。コンタクト・ライン沿いの村々が砲撃を受け続けている。犠牲者情報なし。

ヘルソン州(南部):引き続き緊迫した情勢。複数の半分人のいなくなった村々が戦闘で壊滅し、道路が破壊され、橋や川辺に地雷が埋められ、平原や森や建物が燃えている。侵略軍が救助班のアクセスを認めていないために、村の多くの火災は、住民自身が消火している。ウクライナ軍はすでに46の自治体を解放。それら全ての村は大きな破壊を被っている。

その他の地域は相対的に平穏だった。