ウクライナ軍、メリトポリのロシア軍を夜間に攻撃=市長

メリトポリのフェドロウ市長は8日、ウクライナ軍がロシア軍の一時的占領下にあるメリトポリのロシア軍拠点に対して高機動ロケットシステム「ハイマース」で攻撃し、100人以上のロシア兵を殲滅したと発表した。

フェドロウ市長がテレグラム・チャンネルにて伝えた

フェドロウ氏は、「今日未明、メリトポリ市の複数の地区の産業空間に位置する占領軍の一時的拠点に対して、ハイマースの高精度ロケットにて攻撃が加えられた」と書き込んだ。

また同氏は、暫定情報では相当数の軍事機材が破壊できたとし、さらに「この夜臨時宿舎にいたロシア兵100人以上がコブゾン氏(編集注:ロシアの故人の歌手)のコンサート入場券を手に入れ、彼らの両親はすでにラーダ車のモデルと色を選んでいるところだ」とロシア兵の殲滅を伝えた。

加えて同氏は、先週ロシア軍が防空システムの多くをメリトポリ市からヘルソン市へ移動したことを指摘し、「昨晩は最大の成果の出た夜だったし、敵の今いる防空部隊がハイマースに抵抗できないことを示すものだった」と指摘し、防空システムの弱体化はメリトポリ方面での反攻を成功させる上で必要な前提条件だと書き込んだ。