ロシア軍、ウクライナ南部ニコポリ地区を砲撃 住民13名が死亡
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ウクライナへの全面的侵略を続けるロシア軍は10日、ウクライナ南部ドニプロペトロウシク州ニコポリ地区を多連装ロケットシステム「グラート」で砲撃し、その結果、住民13名が死亡した。
レズニチェンコ・ドニプロペトロウシク州軍行政府長官がテレグラム・アカウントにて同砲撃について伝えた。
レズニチェンコ氏は、「悲劇的な夜だ。ニコポリ地区にて、ロシア軍が人々を11名殺し、13名負傷させた。敵は、グラートにて、同地区を2回砲撃した。住宅地に対して、80弾の砲弾を放った。意図的かつ卑劣に、人々が自宅で寝ている時に攻撃したのだ」と書き込んだ。
着弾したのは、同地区のマルハネツとミロヴェ共同体だとし、発表時点の死者の内10名がマルハネツ住民だとし、他に行政庁舎、文化会館、寮、学校2軒、市議会庁舎などが破壊され、また電線が断線したことで数千人の市民が停電被害を受けていると伝えた。
また、同氏はその後、住民死者数は13名に増え、負傷者数は11名、内5名が重傷だと伝えた。