約1万3000人のベラルーシ軍人、対ウクライナ戦への合流に同意=ウクライナ参謀本部
ウクライナの参謀本部は11日、最大1万3000人のベラルーシ軍人がロシアの対ウクライナ戦争にロシア側で参加することに同意したと発表した。
フロモウ・ウクライナ軍参謀本部総作戦局副局長がメディアセンター・ウクライナ=ウクルインフォルムでの記者会見時に発言した。
フロモウ氏は、「現存の情報によれば、ロシアはベラルーシを対ウクライナ全面的戦争へと引き込もうとし続けている。暫定データによれば、ベラルーシ部隊の最大1万3000人の現・旧軍人が対ウクライナ戦争参加同意書に署名した。主な動機は、物的・金銭的なものだ。イデオロギー的要素は全くない」と述べた。
同氏はまた、ロシアはベラルーシの訓練場に外国籍者を招待しているとし、8月3日にはミンスク州マチュリシチャ飛行場へと、ロシア、ベトナム、ウズベキスタン、カメルーン、ラオス、タジキスタン、キルギス、シリア、マリからの最初の外国人チームが到着しており、8日にはリャザンの学校の人員チームも確認されたと伝えた。
その上で同氏は、「これら全ては、侵略国のいわゆる国際的軍事協力の絵面を作るために行われているものだ。8月13日から21日にかけて予定されている『2022年国際軍大会』にて、37か国の代表者が参加することになっている。そのようないわゆる大会のベラルーシ領での開催の本当の目的を知ることは不可能だ。『どうしてたくさん宣伝している(モスクワ州)アラビノ訓練場で大会を開催しないのか?』『どうしてその大会はウクライナの独立記念日の直前に開催されなければいけないのか?』と質問はできよう。いくつかの評価では、その際に、ウクライナを非難するために、無辜(むこ)の外国人の間に犠牲者の出る工作が行われる可能性も排除されていない」と発言した。