ロシアとの妥協は全てのウクライナ領土の解放後にはじめて可能となる=レズニコウ宇国防相

ウクライナのレズニコウ国防相は、1991年に世界で認められた国境内のウクライナの全ての一時的被占領地からロシア勢力が立ち去ってはじめて、ロシアとの妥協が協議可能となると発言した。

レズニコウ国防相がDRデンマーク局への出演時に発言した

レズニコウ氏は、「私たちはこの戦争で勝利する。私たちは私たちの全ての領土を解放する。妥協は、彼ら(ロシア)が私たちの大地から去り、私たちがウクライナとロシアの将来の善隣について協議をする時になって可能となる」と発言した。

同氏はまた、そのような協議では、ロシアによる戦争賠償金、全ての破壊された町の補償、ウクライナ国民殺害の賠償金の支払いについて話されることになると指摘し、さらにロシアは全ての殺人、拷問、強姦、その他全ての蛮行を罰さなければならないとも発言した。同時に同氏は、これらの問題においては、一定の譲歩を話すことが可能となるとしつつ、他方で、領土面での譲歩は一切あり得ないと強調した。

加えて同氏は、「ウクライナの主な目的は、全てのウクライナ領土の解放である。なぜなら、1991年、私たちの国の国境は全国際社会によって認められていたのである」と指摘した。

また同氏は、ロシアとの戦争はウクライナとウクライナのパートナー国の勝利で終結するとの確信を表明した。そして、ウクライナの町々や領土は、キーウ州、チェルニヒウ州、スーミ州、ズミーニー島の時のように、「一歩一歩」解放されていくと発言した。