「ウクライナが強くなればなるほど、戦争は早く終わる」=ゼレンシキー宇大統領
ウクライナのゼレンシキー大統領は14日、ロシアと戦争を支持する全ての者にとっての、ロシア国家テロへの代償をどんどん大きくするために、あらゆることを行うべきだと発言した。
ゼレンシキー大統領が14日夜の動画メッセージにて発言した。
ゼレンシキー氏は、近々ウクライナ最高会議が戒厳令と総動員の期間を延長する決定を採択しなければならないと報告した。
また、同氏は、「ウクライナは常に平和を希求してきたし、今も希求している。そして、ロシア首脳陣に対して、戦争終結とウクライナ領の占領からの解放を様々な協議フォーマットにて何度も提案してきた。しかし、今のところロシアはテロの力を信じており、自らのプロパガンダ的幻想の虜となっており、今もまだ、様々な形の脅迫にて何かしらを達成できると期待している。(編集注:しかし、実際には何も)達成できない」と発言した。
その上で同氏は、だからこそウクライナは防衛せねばならず、毎日続くテロと砲撃に対応しなければならないと指摘した。同氏は、「残念ながら、私たちには損失がある。しかし、私たちは、あらゆるレベル、あらゆる前線で戦わねばならないし、私たちの国を最大限強化せねばならないし、私たちの団結を維持しなければならないし、より多くの国を私たちの反戦連合に加えなければならない」と発言した。
そして、同氏は、「ウクライナが強くなればなるほど、ロシアは弱くなるのであり、つまり、この戦争の継続期間は短くなるのだ。ウクライナにいる人一人一人、自由世界に暮らす人一人一人が、ロシアと戦争支持者にロシア国家テロの代償をより多く払わせるべく、自らができるあらゆることをしていかねばならない」と強調した。
なお、ウクライナでは、2022年2月24日からロシア連邦による全面的侵略が続いている。
写真:大統領府