ロシアは対ウクライナ・西側情報戦で完敗した=英情報機関
英国の情報機関政府通信本部(GCHQ)のフレミング長官は、ロシア連邦はウクライナと西側諸国における情報戦で完敗したとの評価を示した。
フレミング氏がエコノミスト紙への寄稿にて指摘した。
フレミング氏は、「プーチン大統領は今もウクライナと西側における情報戦で網羅的に敗北している。それは祝福に値するものの、私たちは、ロシアの偽情報が世界の他の地域で果たしている役割については過小評価すべきではない」と発言した。
また同氏は、ロシアはウクライナにおいて、シリアやバルカン諸国でこれまでに用いてきたアプローチを用いており、偽情報はロシアの軍事戦略における重要な位置を占めていると指摘した。
同氏は、「地上侵攻と並び、ロシアの最初のオンライン計画は実現しなかった。同国の攻撃的なサイバー手段の利用は、無責任かつ無差別的なものである」と強調した。
同時に同氏は、英国情報機関は、ロシアのサイバー空間における意図を知ることができ、事前に同盟国に警告することができていたと語った。