露に拘束されているアゾフ連隊広報担当者が家族に電話
マリウポリ防衛戦で投降した後、ロシアに同僚とともに拘束されている国家警護隊特命分遣隊アゾフ連隊にて広報長を担当していたドミトロー・コザツィキー氏(コードネーム「オレスト」)が、親族に電話をかけた。
ジトーミル州領域兵員補充・社会支援センターがフェイスブック・アカウントにて伝えた。
センターは、「コードネーム『オレスト』、ドミトロー・コザツィキー氏は、5月からロシアに拘束されている。数か月間、彼からのしらせはなかったが、最近、オレニウカの凄惨なテロの後、彼は、親族に電話をかけることができた。ドミトローは、最も重要な『生きている』ことを伝えた」書き込んだ。
オレストことコザツィキー氏は、妹(あるいは姉)のダルヤ氏にロシアの電話番号から電話をかけたという。彼は、自分が生きていること、ドネツィクにいることを伝え、親族に電話をかけることが許されたと述べたという。また、彼の近くには捜査官がいたという。
ダルヤ氏は、「私たちは彼と話した。私は、彼に大好きだと伝えた。彼は『私もだ』と述べ、泣き始めた。私も泣いた」と述べたという。
彼女は、コザツィキー氏は、母にも電話をかけたと伝えた。
これに先立ち、5月21日、マリウポリ防衛戦に参加していたコザツィキー氏(コードネーム「オレスト」)が作成した、4分間の短編映画『要塞マリウポリ アゾフスタリの最後との1日』が公開されていた。オレスト氏は、アゾフ連隊の広報を担当し、アゾフスタリで84日間を仲間とともに過ごした人物。同氏は、同ムービー撮影の翌日、ロシア軍に投降したことがわかっている。