ロシア軍がウクライナの8地域を攻撃=各地情勢

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ウクライナへの全面的侵略を続けるロシア軍は25日朝から26日朝にかけて、ウクライナの8地域を攻撃した。

26日8時時点の各地軍行政府の情報をもとにした報告書に書かれている。ウクルインフォルムが伝えた。

スーミ州(北部):26日朝からヴェリコピサリウカ共同体へと多連装ロケットシステム「グラート」による集中的砲撃あり。また、迫撃砲砲撃も確認。

チェルニヒウ州(北部):26日未明、ロシア軍はセニキウカ村近くを、おそらく迫撃砲で、砲撃。犠牲者・破壊なし。

ドニプロペトロウシク州(南部):敵は、ニコポリ地区、シネリニコヴェ地区、クリヴィー・リフ地区を砲撃。ニコポリでは、家屋、学校、サナトリウムが損傷、電線が断線(数千人が停電被害)。マルハネツ共同体とチェルヴォノフリホリウカ共同体では破壊なし。シネリニコヴェ地区では、ミサイル(あるいはロケット)が2つの共同体に着弾。農業企業と道路企業が損傷。クリヴィー・リフ地区では、ゼレノドリシク共同体とシローケ共同体への攻撃あり。破壊あり。

写真:レズニチェンコ・ドニプロペトロウシク州軍行政府長官(テレグラム

ハルキウ州(東部):26日未明、ロシア軍はチュフイウ地区、ブホドゥヒウ地区、ハルキウ地区を砲撃。専門教育施設が破壊され、民間・経済施設、倉庫で火災発生。3名が負傷、1名が死亡。

ルハンシク州(東部):26日未明、ロシア軍はウクライナ側を榴弾砲で4回、多連装ロケットシステムで8回、迫撃砲で8回砲撃。25日、4つの自治体近郊で、敵は空爆を行った。

ドネツィク州(東部):夜間、ロシア軍はミコライウカ、シヴェルシクを砲撃。朝から敵は、スロヴヤンシクを砲撃、化学・工学学校校舎に着弾。過去24時間、ロシア軍は、バフムート、チャシウ・ヤル、シヴェルシク、マクシミリヤニウカ、ゼレノピッリャ、アンドリーウカを砲撃。住民が2名死亡、7名が負傷。

写真:キリレンコ・ドネツィク州軍行政府長官(テレグラム

25日朝のスロヴヤンシクへの砲撃の被害 動画:ドネツィク州軍行政府

ミコライウ州(南部):夜間爆発音が響いた。情報確認中。昨晩と今朝、ロシア軍は、シローケ村とチェルヴォナ・ドリナを砲撃。主に自治体の外に着弾、農業施設2軒に着弾、犠牲者なし。ベレズネフヴァテ共同体への砲撃続く。

ヘルソン州(南部):25日、ヘルソン州全域で停電発生、水供給も停止した。ヘルソン州電力公社の最新情報では、侵略者たちがザポリッジャ原発からヘルソン州全域へと送電する電線2本を切断したという。ロシア軍は、ウクライナ軍配置地点と民間インフラを戦車、榴弾砲、多連装ロケットシステムで砲撃し続けている。また、敵は、ベリスラウ地区を空爆している。カホウカとチャプリンカでの爆発に関する報告あり。オレシュキの住民は森林での火災を伝えた。

その他の地域は相対的に平穏だった。