ロシア軍、エネルホダル市を砲撃=地方首長
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ウクライナ南部ドニプロペトロウシク州ニコポリ地区軍行政府のイェウトゥシェンコ氏は、ロシア軍が自ら占領しているエネルホダル市を砲撃していると報告した。
31日、イェウトゥシェンコ氏がテレグラム・チャンネルに書き込んだ。
イェウトゥシェンコ氏は、「対岸で(編集注:ニコポリ(ドニプロペトロウシク州)の対岸にエネルホダル(ザポリッジャ州が位置している))ロシア軍がエネルホダルを砲撃している。その見世物の目的は、国際原子力機関(IAEA)委員会(編集注:調査団を指すと思われる)のための絵を作り出し、報道カメラの前で委員会に対して、ウクライナの貯水池側から市が砲撃されたと報告する地元住民の一団を作ることだ」と指摘した。
同氏はまた、挑発行為の生じている現状は危険であり、占領軍はいつでもニコポリ方面に榴弾砲を向けてくる可能性があると書き込んだ。
またオルロウ・エネルホダル市長は、砲撃被害を受けた市役所の写真を公開し、「8月31日朝、エネルホダル市議会庁舎だ」と書き込んだ。
なお、31日、IAEA調査団がキーウからエネルホダル市のザポリッジャ原発へ向かって出発している。