ウクライナ国防省、クリミア住民にロシアの機材の位置の報告を要請

ウクライナ国防省は、ロシアに2014年から占領されている南部クリミアの住民に対して、ロシア軍の機材の位置をオンラインで報告するよう呼びかけている。

1日、ウクライナ国防省がフェイスブック・アカウントに書き込んだ

国防省は、「被占領下クリミアの住民全てに対して、占領者と敵の機材の座標と位置をデジタル移行省のチャットボット(編集注:「敵あり」を意味する敵の位置報告用アカウント「イェ・ヴォロフ」)へと緊急に報告するよう要請する」と伝えた。

同省はまた、占領者の配備地点や居住地住所の情報提供が必要だとし、とりわけロシア軍幹部の居住地、ロシア軍機材のジオロケーションや移動ルート、ロシアとの協力を始めた地元対敵協力者(住居情報、フルネーム、職、敵への支援内容)の情報提供を求めていると伝えた。

そして、同省は「安全についても覚えておいて欲しい。占領者を写す時はよく気をつけて、『イェ・ヴォロフ』でのやり取り内容は(後で)消さないといけない」と伝えた。

さらに、同省は、「イェ・ヴォロフへの報告が多ければ多いほど、クリミアでの爆発が増えるだろう」と書き込んだ。