今週はハルキウ州から良い知らせが入ってきている=ゼレンシキー宇大統領
ウクライナのゼレンシキー大統領は7日、今週はハルキウ州から良い知らせが入ってきており、国民一人一人がウクライナ軍人に誇りを感じているだろうと発言した。
ゼレンシキー宇大統領が同日夜の動画メッセージの際に発言した。
ゼレンシキー氏はまず、ロシア軍に拘束されているウクライナ国民のことを喚起し、ウクライナ関係当局は被拘束者の解放のために常に努力していると伝えた。同時に同氏は、ウクライナの防衛勢力の積極的な活動により、十分な数の敵戦力を拘束することが可能となっているとし、それはロシアを被拘束者交換へと促すものだと指摘した。
さらに同氏は、今週はハルキウ州から良い知らせが入ってきていると述べ、「おそらく、あなた方皆がウクライナ防衛者の活発な行動についての知らせを見たであろう。そして、私は、国民一人一人が私たちの戦士に誇りを感じているだろうと思う。それは当然の誇りであり、正しい気持ちだ」と発言した。
同時に同氏は、ウクライナ国旗が戻ってきている(脱占領されている)自治体の名前を揚げるにはまだ早いとしつつ、「しかし、第25空挺旅団、第92独立自動車化旅団、第80空挺強襲旅団に対して、彼らが戦闘課題遂行時に示した勇敢さと英雄性につき、感謝の言葉を述べる時ではある」とも発言した。
ゼレンシキー氏は、さらに第406独立火砲旅団に対しては、ウクライナ南部のロシア軍密集地域への極めて見事な砲撃につき、また第60独立歩兵旅団に対しては、着実にウクライナの陣地を前身させていることにつき、謝意を伝えた。
その上で同氏は、各方面でのウクライナ軍の一つ一つの戦果が全ての前線の戦況をウクライナに有利な方向に変えていると強調した。
同氏は、「占領者にとって困難になり、彼らの損耗が大きくなればなるほど、ドンバスの私たちの防衛者の立場はより改善されるし、ザポリッジャ、ミコライウ、ドニプロペトロウシク州の町々の防衛はより理想的になるし、さらには私たちはアゾフ沿岸や南部全体の解放をより迅速に実現できるようになるのだ」と発言した。
写真:大統領府