ロシア軍、21日未明にザポリッジャ原発敷地を砲撃

ウクライナへの侵略を続けるロシア軍は、21日未明に再びザポリッジャ原発敷地を砲撃した。

ウクライナの原子力発電公社「エネルホアトム」がテレグラム・チャンネルにて伝えた

発表には、9月21日1時13分、ロシア軍のザポリッジャ原発へのさらなる砲撃により、同原発6号機の通信機材と開閉装置が損傷したと書かれている。

また、同攻撃によって、原子炉の変圧器が使用不可能となったとも報告されており、電力供給の停止により、燃料冷却ポンプの稼働確保のためにディーゼル発電機2台が緊急起動したという。

その後、2時、ザポリッジャ原発職員が、その他の原子炉から6号機への稼働に必要な電力供給を開始し、ディーゼル発電機を停止したとのこと。

エネルホアトム社は、ロシア人がウクライナの原発に対する原子力テロを続けているとし、国際原子力機関(IAEA)調査員が滞在中であってもそのテロは止まっていないと強調した。

同時に同社は、IAEAから、ロシアの攻撃的行動を止めるためのより断固とした行動、ザポリッジャ原発の脱占領とウクライナの各原発周辺への安全圏確立に役立つ行動を期待していると伝えた。