ゼレンシキー宇大統領、エルドアン土大統領に215名の被拘束者解放支援に謝意表明

ウクライナのゼレンシキー大統領は22日、前日にロシアの拘束から解放された215名の内訳を説明するとともに、トルコのエルドアン大統領に対して、今回の解放における牽引的役割につき謝意を伝えた。

ゼレンシキー大統領がツイッター・アカウントに書き込んだ

ゼレンシキー氏は、今回ロシア拘束から解放された215名につき、その内188名が「アゾフスタリ(編集注:防衛戦に用いられたマリウポリの製鉄工場)とマリウポリの防衛者」であり、108名がアゾフ連隊及び他国家警護隊隊員、海兵、国境警備隊隊員、警察官、領土防衛部隊軍人、SBU職員だと伝えた。

またゼレンシキー氏は、「私たちとエルドアン大統領の合意に従い、解放された『アゾフ』の指揮官たち(編集注:現在トルコに滞在している5名)は、トルコの快適な条件下に終戦まで滞在することになる。彼らは親族と面会できるようになる。エルドアン大統領の私たちの人々解放における牽引的役割に心から感謝している」と書き込んだ。

さらに同氏は、「ウクライナは、私たちの国への支援の感謝の印として、ロシアの拘束から10名の外国人を解放した。サウジアラビアの支援により家へと帰還することになるのは、英国民5名、米国民2名、モロッコ国民、スウェーデン国民、クロアチア国民1名ずつだ」と伝えた。

これに先立ち、21日、ウクライナ政権が、ロシアに拘束されていた軍人や民間人を計215人解放したことが発表されていた