ゼレンシキー宇大統領、ロシア国民に対して露語で政権への抗議を呼びかけ

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ウクライナのゼレンシキー大統領は22日、ロシア国民に対して、もし戦争でこれ以上人々の命を失いたくないのであれば、抗議を行うよう呼びかけた。

ゼレンシキー大統領が同日夜の動画メッセージにて、ロシア語で呼びかけを行った。

ゼレンシキー氏は、「ロシア国民にロシア語で何が起きているか説明する。ロシアの町々にて動員に対する抗議が起きた。大規模ではないが、それは起きた。今も起きている。そして、それは指標である。モスクワやサンクトペテルブルクだけではない。私たちは、ロシアの地域の人々の真の気持ちを把握している。私たちは、ダゲスタンやブリヤート、その他の民族共和国、ロシア各州の人々が、自分たちがただ投げ捨てられたことを理解しているのを見ている。死に投げ捨てられたことを。例えば、どうしてダゲスタン人やその他誰かがハルキウ州やドネツィク近郊で死なねばならないのだろうか。なぜなら、ロシアのある人物が、ロシア国民全員に代わってそう決めたからだ。それ以外の理由はない。その人物が望んでいるのだ」と発言した。

同氏はまた、選択の時が来たと述べ、「ロシアの男性たちにとってこれは選択だ。死ぬか生きるかの。手足を失うか、健康を維持するかの。ロシアの女性たちにとっての選択でもある。夫、息子、孫を永遠に失うか、あるいは、彼らを死から、戦争か、『ある人物』から救おうとするかの選択である」と発言した。

さらに同氏は、ウクライナの情報機関は、ロシアの30万人の召集令状は、動員の決定が現れるより前にあらかじめ印刷され、署名されていたことを明らかにしたとしつつ、同時にロシアの首脳陣は軍へと最大100万人の男性を集める準備をしていると指摘した。

同氏は、「私たちは、彼らが選別することなく皆を連れ去っていくことを知っている。予備役軍人だけではなく、あらゆる男性をだ。戦争で死ぬより、戦争を回避することを恐れるように、彼らは皆に恐れさせるだろう。半年で5万5000人のロシア兵がこの戦争で死んだのだ。何万人もの人が負傷し、手足を失ったのだ。あなた方はさらに望むのか? 望まない? ならば、抗議してくれ。戦ってくれ。逃げてくれ。あるいは、ウクライナ側に降伏してくれ。それがあなた方が生き延びるための選択肢だ。ロシアの母たちよ! あなた方の国の幹部の子供たちがウクライナへの戦争に送られないことは、疑わないで欲しい。あなたの国で決定を採択する人々は、自分の子供は守る。他方で、あなたの子供は葬られすらしないのだ」と発言した。

これに先立ち、これに先立ち、プーチン露大統領は21日、部分的動員の大統領令に署名したことを発表していた。

写真:大統領府