ウクルインフォルム、独立調査団体により高評価
ウクライナのマス情報研究所は、報道機関としての専門的基準順守評価で高い評価を得て、かつ印象操作、政治的発注の疑いのあるニュース、偽情報などの指数が最も低いウクライナ国内オンライン報道機関9社の中にウクルインフォルムを選出した。
市民NGO「マス情報研究所(IMI)」が7〜9月の調査結果を発表した。
発表には、「IMI専門家がモニター分析を基準に作成した最も良質で責任あるオンラインメディアのリストには、以下の報道機関が入った。公共放送局『ススピーリネ』、フロマツィケ、ウクラインシカ・プラウダ、ウクルインフォルム、ラジオ・スヴォボーダ、週の鏡、NV、バーベリである」と書かれている。
同結果は7〜9月に同団体が行った2段階モニター調査によるものだという。
第1段階では、50の知名度あるウクライナのオンライン報道機関を対象としたものとなり、IMI、SimilarWeb、Gemiusの事前モニターのデータをもとに選ばれたメディアが、印象操作、偽情報、ヘイトスピーチ、ブラックPR、倫理基準違反、何者かに発注された兆候のある記事の有無について評価されたという。
第2段階では、第1段階を通過したメディアを対象に、見解のバランス、情報の正確性、事実とコメントの分離、透明性(連絡先、編集方針、所有者情報、コンテンツ責任者の情報など)の遵守を評価基準として分析が行われたという。
IMIは、「分析結果によれば、白リスト(編集注:最も高い評価のメディアのリスト)に入ったメディアの専門的基準遵守は、平均して96%であった。これらのサイトのホームページには、政治的発注ニュースは見つからなかった(ただし、不適切な表示のある記事はあった)し、ヘイトスピーチ、セクシズム、偽情報も発見されなかった」と伝えた。