ウクライナ軍、露軍がミコライウへ飛ばしたイラン製無人機を全て撃墜

ウクライナ南部ミコライウ州のキム州軍行政府長官は27日、ロシア軍がミコライウ市攻撃のために飛ばしてきているイラン製の自爆型無人機は、今のところ全てウクライナ軍が撃墜していると伝えた。

キム長官が同日のメディアセンター=ウクライナにおける記者会見時に発言した。

キム氏は、「私たちはすでにある程度の数のイラン製自爆型無人機を撃墜している。1機たりともミコライウ市の施設には到達していない。さらに、私たちのウクライナ軍は、前日、無人機『オルラン−10』も撃墜した。作戦司令部『ピウデン(南)』の情報では、現在これら無人機への効果的対策手段が練られているという」と発言した。

同氏はまた、27日未明、ロシア軍はミコライウ市に対してその他の武器を使って攻撃を行ったと報告した。同氏は、「およそ1時と4時、敵はミコライウを複数種の武器で攻撃した。MLRSトルナードーS発射ロケット2弾と、S-300ミサイル4弾だ。さらに2弾が、隣接する自治体に着弾した」と伝え、他方で犠牲者は出なかったと報告した。