レズニコウ宇国防相、ロシアの核兵器潜在力は1997年に終わっていると発言
ウクライナのレズニコウ国防相は、ロシアによる核兵器使用のリスクはあるものの、しかし、世界の主要国首脳がロシアに対して、使用の場合の破滅的結果を伝えていると発言した。
レズニコウ国防相がフォーブス・ウクライナへのインタビュー時に発言した。
レズニコウ氏は、「(核兵器使用の)リスクが存在しないと述べることはできないが、そのリスクは他の何よりもはるかに小さいものだ。私たちの外国のパートナーたち、米国や英国がそのように話している。さらには、私たちは、ホワイトハウスのパートナーたちから、彼らが核兵器を使用したら、それはロシアにとって最終的で破滅的な結果をもたらすという内容で、彼らがクレムリンに対してかなり強力なシグナルを送ったと言う、明確なシグナルを受け取っている」と発言した。
同氏はまた、ロシアの核兵器の状態についても指摘した。同氏は、「ロシアの核潜在能力全体は、1997年に終わっている。彼らが最後に核実験を行ったのはいつだろうか? 1990年台の終わりのカザフスタンの軍事基地においてだ。彼らはどこでそれを使うだろうか? ウクライナの部隊だけでなく、自国軍部隊も殲滅するために、前線で使うのだろうか? それとも黒海で? そこにはNATO加盟国が3国ある」と発言した。
同時に同氏は、マリウポリやブチャでの惨劇や、ミサイル攻撃が行われた今となっては、核兵器でもウクライナ人を脅すことはできないとの見方を示した。同氏は、「私たちは全てのパートナーたちに、ロシアを恐れるのはやめよ、と述べている。それは世界第2の軍ではない。それは貧者、略奪者、強姦犯罪者である。それは、ウクライナを襲撃した牢獄である」と発言した。