レズニコウ宇国防相、ロシアの動員が同国の政権交代をもたらす可能性に言及

ウクライナのレズニコウ国防相は、現在のロシアの部分的動員の発令や軍にとって必要な物を用意できないことが、ロシアの政権交代をもたらす可能性に言及した。

レズニコウ国防相がフォーブス・ウクライナへのインタビュー時に発言した

レズニコウ氏は、「私が観察しているのは、ロシアにおける『墓動員』の失敗と、その軍隊への装備確保の失敗だ。彼らには発注がない。私たちは、ロシア人が第三国を通じて、トルコから20万着の防弾チョッキと50万着の冬季服一式を注文しようとした、という私たちのトルコのパートナーからの確実な情報を持っている。それは、彼らがその点で困難を抱えているということを意味する。ところで、トルコはその注文を拒否した。そして、彼らが、市場を駆け回り、どこで防弾チョッキと服を入手したらいいか考える様を想像してみて欲しい。彼らは失敗する。それは雪玉であり、その雪玉は転げ落ち始めている。それは、ロシア連邦現政権の失敗であり、彼らは誰かを非難し始めることになる。なぜなら、彼らには頭が必要なのだから。政権交代が起こるだろう」と発言した。

同時に同氏は、ウクライナ軍は、反転攻勢作戦の一環で進み続けていくと補足した。

また同志は、西側パートナーのサポートを受けて、ウクライナが1991年時の自国国境に到達した後に、新しいロシア首脳陣と協議のテーブルにつくことへの期待を表明した。

これに先立ち、今年春、ウクライナ国防省の情報機関「情報総局」のブダーノウ局長は、現在のロシア連邦との戦争の終結シナリオは、ロシアの分裂か政治首脳部の交代の2つの可能性があると指摘していた

写真:レズニコウ国防相(フェイスブック)