キーウ市とキーウ州で計画停電の予定表発表
ロシアによる電力インフラへの攻撃を受けて、キーウ市とキーウ州にて、計画停電実施の可能性が発表された。
11日、キーウ州軍行政府がテレグラム・チャンネルにて報告した。
発表には、「電力システムの均衡化、大規模停電の予防のために、国営電力会社『ウクルエネルホ』は、10月10日に緊急停電計画の運用を始めた」と書かれ、各地の計画停電計画表を掲載した。
また、電力会社DTEKもまた、フェイスブック・アカウントにて、電力量不足の際の制限予定表を公開した。
同社発表には、「私たちは、(キーウ)市内の住所を3列に分けて、電力供給を順番に制限していく」と書かれている。
公開された表には、キーウ市内の住所が、以下の停電予定時間帯により3つに分けられている。
1:8:00〜12:00/20:00〜24:00
2:12:00〜16:00
3:16:00〜20:00
また、11日10時30分時点では、この予定表はまだ適用されていないとし、「予定が適用されるのは、国営電力企業『ウクルエネルホ』にて、電力システムの均衡化が必要となった場合のみである」と説明されている。
さらに、今後DTEK社は、毎日事前に、計画停電計画表を公開していくと伝えた。
ウクライナのゼレンシキー大統領は、10日のロシア軍のミサイル攻撃による被害を克服する作業がウクライナ全土で続いており、電領供給は多くの地域ですでに復旧されているとしつつ、国民に対して、賢い節電を行うよう呼びかけていた。