ロシア軍、宇西部リヴィウ州の火力発電所をミサイルで攻撃
ウクライナ西部リヴィウ州では、ロシア軍による10、11日のミサイル攻撃にて4つの火力発電所が破壊された。
11日、コジツィキー・リヴィウ州軍行政府長官がリヴィウのメディアセンター「ウクライナ」での記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。
コジツィキー氏は、「主要な攻撃は、エネルギーインフラに対して行われた。現時点で、(国営電力企業)『ウクルエネルホ』社の4つの発電所がダメージを受けた。これら発電所は昨日も攻撃されており、今日は、その内の2つがさらに攻撃された。率直に言って、それらのうちで残っているものは1つもない。それら発電所は、リヴィウ州の電力確保だけでなく、国外輸出においても重要な役割を担っていた」と発言した。
同氏はまた、10日は州内1040の自治体で電力と水の供給が止まり、携帯電話通信も遮断されていたが、11日朝の時点では、州の95%で電力供給が再開されていたと伝えた。他方で、11日の3発のミサイルでの再攻撃により、復旧されていた送電網が再び切断され、発電所自体も破壊されたとし、リヴィウの30%で再び停電が起きていると報告した。