20日の露軍攻撃によるウクライナ民間人の死者数11名、負傷者13名=各地被害
10月20日、侵略を続けるロシア軍の攻撃によるウクライナ全土での犠牲者数は、死者11名、負傷者13名だった。
21日、ティモシェンコ宇大統領府副長官がテレグラム・チャンネルにて伝えた。
地域別では、ドネツィク州の死者11名、負傷者1名、ハルキウ州の負傷者10名、ミコライウ州の負傷者2名となっている。
また、同日、ドネツィク州警察広報室は、ロシア軍による同州攻撃の被害の写真を公開した。
発表によれば、前日、同州におけるロシア軍の攻撃(火砲、ミサイル)は7回で、アウジーウカ、バフムート、ヴェリカ・ノヴォシルカにて攻撃を確認したという。
結果、民間施設19軒が破壊・損傷、内10軒が民家だと報告された。
バフムートでは、敵の砲撃により民間人の死傷者が出たと書かれている。
その他、21日朝の時点の各地軍行政府の情報にもとづく報告書の概要は以下のとおり。
ザポリッジャ州(南部):21日朝、ザポリッジャ市へミサイル攻撃あり。
スーミ州(北部):21日朝、ロシア軍は、ズノブ=ノウホロツィケ共同体を迫撃砲で砲撃。20日、ロシア領からの国境付近地帯への砲撃続く。犠牲者・破壊なし。
チェルニヒウ州(北部):21日未明、ロシア軍はハイ村近くを火砲で砲撃。20日、ノウホロド=シヴェルシキー地区とコリュキウカ地区への砲撃あり。いずれも犠牲者・破壊なし。
ハルキウ州(東部):21日朝、ハルキウ市へミサイル攻撃あり。市内キーウシキー地区の産業インフラに着弾確認。暫定情報では6名が負傷。20日、クプヤンシクとヴォウチャンシク、並びにクプヤンシク地区(2名負傷)、チュフイウ地区、ハルキウ地区、ボホドゥヒウ地区(1名負傷)の自治体が砲撃を受けた。
ルハンシク州(東部):敵はウクライナ軍配置地点を22回攻撃。他、敵は、クプヤンシク方面、リマン方面、バフムート方面を攻撃した。
ドネツィク州(東部):21日未明、ロシア軍は、衝突ライン沿いへの砲撃実施、マルインカ、クラスノホリウカ、アウジーウカ、バフムートが攻撃を受けた。
ミコライウ州(南部):敵は、21日朝からクツルブ共同体を多連装ロケットシステムで攻撃。犠牲者・破壊なし。ベレズネフヴァテ共同体の自治体や近隣地域の砲撃続く。また、20日、シローケ共同体の村へ砲撃あり。民家の中庭に着弾あり。犠牲者なし。
ヘルソン州(南部):活発な銭湯続く。敵は、防衛行動を取りながら、ミサイル・火砲でのウクライナ軍側やコンタクト・ライン上の自治体への砲撃を継続。州内の解放した自治体の電力供給の復旧継続。
その他の地域は相対的に平穏だった。