10月31日のロシア軍攻撃による民間人死者5名、負傷者9名=各地被害
ウクライナのティモシェンコ大統領府副長官は、10月31日のロシア軍攻撃によるウクライナ民間人の犠牲者は、死者5名、負傷者9名だと発表した。
ティモシェンコ氏がテレグラム・チャンネルで発表した。
地域別犠牲者内訳は以下のとおり。
ドネツィク州(東部):死者4名、負傷者3名
ミコライウ州(南部):死者1名、負傷者5名
ハルキウ州(東部):負傷者1名
またティモシェンコ氏は、1日未明、ロシア軍が無人機にて中部ポルタヴァ州を攻撃し、倉庫が損傷したと報告した。
ティモシェンコ氏は、「本日未明、ポルタヴァ州へと無人機攻撃があった。ロシアテロリストは、4回攻撃を行った。民間インフラが損傷した。破片がポルタヴァ市内の倉庫に当たり、火災が発生した。続けて1時間の間に、さらに3機の無人機が同地区に飛来した。火災の広がった面積は3600平方メートルだ」と伝えた。
同氏はまた、死傷者は出ていないと伝えた。
また1日、レズニチェンコ南部ドニプロペトロウシク州軍行政府長官は、テレグラム・チャンネルにて、ロシア軍が、同州南部のマルハネツとニコポリを砲撃したと報告した。
レズニチェンコ氏は、「ニコポリへは、40弾のロシアの砲弾が飛来した。同市では、14の集合住宅・民家、幼稚園、薬局、美容院、店、銀行が損傷した」と伝えた。
また、マルハネツ共同体では、電線が損傷し、給水局で停電が発生し、4万世帯以上への水供給が停止、1万世帯以上で停電が生じたという。
東部ドネツィク州のホンチャレンコ・クラマトルシク市軍行政府長官は、フェイスブック・アカウントにて、ロシア軍は1日未明に同市を14弾のミサイルで攻撃したと報告した。
ホンチャレンコ氏は、「未明、ミサイル14弾がクラマトルシクの産業地区を襲った。犠牲者はない。ロシアはテロリストであり、糞尿国家だ」と批判した。
なお、1日未明、ウクライナへの侵略を続けるロシア連邦軍は、ウクライナ南部ミコライウ市をS-300のミサイルにより攻撃し、学校や住宅を破壊していた。