ロシアはイラン製ミサイルをウクライナ北部付近に配備予定　撃墜は非常に困難＝宇空軍

ウクライナ空軍司令部のイフナト報道官は、ロシアがウクライナ北部の国境沿いに配備予定のイラン製ミサイルに対してあらゆる手段で対抗していくが、現時点でウクライナが所有するシステムでそれらミサイルを撃墜するのは極めて困難だと発言した。

イフナト報道官がメディアセンター・ウクライナ＝ウクルインフォルムでの記者会見時に発言した。

イフナト氏は、「私たちは当然ながら、それらミサイルからの防衛方策、防衛手段を行使していく。なぜなら、それらはウクライナ北方方面に配備される可能性が大きいからだ。そこからは、それらミサイルは、ウクライナ全土に脅威をもたらすべくして発射可能だ。１つのミサイルは射程３００キロメートル、別のミサイルは７００キロメートルである。そう、それは弾道ミサイルである。それらミサイルに対しては、私たちは効果的な防衛手段を持たない。それらを撃墜するのは理論的には可能だが、しかし私たちの装備に現在ある手段でそれを撃墜するのは実質的に非常に困難だ。私たちにあるのは防空システムであり、ミサイル防衛ではない。しかし、占領者がイランから獲得しようとしているそれらミサイルは、弾道ミサイルである」と発言した。